連なる二つの派閥の中でどう動くか……固唾を飲んで見守っております。どちらにつくも皆様次第。願わくは、その派閥にいる方々が幸せでありますように……
誰もが知る、あのお菓子たち。今日もどちらがおいしいのかで、争いは止まない。そんな争いに終止符を打つべく、独特な視点と感性を持つ作者様が立ち上がる。争いは終わるのか。作者様の検証を楽しみつつ、その答えを確かめてみてはいかがでしょうか。
きのこ派からたけのこ派に移り10年。もうたけのこの里しか買わないなんて固い考え方をしていた私。しかし本作を読み、どちらかではなく、それぞれに別の良いところがあって、比較する必要はないのかもしれない。そう感じました。何と言いますか、人間関係にも近しいものがある気がします。
だが、心惹かれ続ける問題でもある。素敵な短編でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(116文字)
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