どれほど悲しくとも、憎らしくとも、俯いてばかりはいられないのかも知れません。顔を上げて歩くしかなく、また、顔を上げて歩こうと言う誇り高さが言葉の節々に見えてきます。まぶたに溜まった涙をこぼさないようにするためでしょうか。寂しさと強さがこの繊細な轍を同時に刻んでいるのですね。
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