気ままな旅路は、宿縁のために

探検家ロカテリア。
それは強くてあたたかくて、情熱的で純情な女。
煙草と酒をこよなく愛し、手づかみで肉を立ち食いしてもチャーミング。
ざっくばらんなそんな女、惚れずにいられない。

たとえ自称七十歳で白髪を三つ編みに垂らした老婆であってもね。



こちらはKAC2024に向けて書き下ろされた短編たちの最終話です。
何がくるかわからないお題に応え書かれていったとは思えない、一貫性のある女性の姿。集束する伏線。
ぜひ、第一話から読んでいただきたいと思います。



ねえロカテリア、あなたに会えてよかった。

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