このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(86文字)
遠き異国の夜。人影が、細い紐を手に、高い塔の壁を、たあん、たあん、と蹴る。「あたしも焼きがまわったのかねぇ。」女は、小さくつぶやく。女は、その荷物を、背中に背負うつもりはなかったのだから……。───その女の名前は、紅やもり。面白く、読後感も良いものです。おすすめですよ。ぜひ、ご一読を!
もっと見る