自己愛を捨てても

 傷つき続けた二人が寄り添って助け合っていた。
 けれど、それは一時の癒やしにしかならず、彼は、彼女を失い絶望した。
 そんな彼に生きる意味をくれたのは······

 希望とか再生とか、そんな生易しい覚悟では無くて、ギリギリの人間が下すギリギリの選択が描かれた作品。
 とても奥深く、胸を打たれました。
 ぜひ、ご一読ください。

その他のおすすめレビュー

涼月さんの他のおすすめレビュー1,891