概要
腐敗と恢復。青春の終焉。融けるまでの日誌。
未曽有の伝染病が流行して二十年。国家は人々を徹底的に管理し、子供たちは「外」の世界を知る術を喪失する。人と人との温かな繋がりを閉ざされ、あるのは画面の向こうの「友達」のみ。国家は健全な精神育成という大義名分のもと、生体細胞で構成されたアンドロイドを「観察官」として子供たちの許へ派遣する。高校一年生に進級した櫟エリカのところにも「彼女」はやってくる。人との会話が苦手な彼女ははたして新たなる同居人との交流を経てコミュ障を恢復できるのか?新生活を始める筆者の意欲作!
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