概要
その人をわたしは、『せんぱい』とだけ呼ぶことにしている。
まじめでがんばりやで、やさしくて、なのに誰も寄せつけようとしない。
わたしの放課後は、そんなせんぱいを追いかけて観察する時間。
一生に一度だけ時間を止められるせんぱいは、いつどんなときに、誰のために力を使うんだろう。わたしはその瞬間が見たいんです。
……最近は、そのためだけじゃないんですけど。
『せんぱい』と、他人が持ってるとくべつな力が分かる『わたし』が、路地を歩きながらおしゃべりするだけの話。
わたしの放課後は、そんなせんぱいを追いかけて観察する時間。
一生に一度だけ時間を止められるせんぱいは、いつどんなときに、誰のために力を使うんだろう。わたしはその瞬間が見たいんです。
……最近は、そのためだけじゃないんですけど。
『せんぱい』と、他人が持ってるとくべつな力が分かる『わたし』が、路地を歩きながらおしゃべりするだけの話。
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