代償代行人、美しき世界を知る

これはある人物の物語

他者の為に涙を流す人の所に【その人】は現れる。

【その人】は涙を流す人にこう言う。
「お前はそいつの為に自分の一部を代償にする事は出来るか？」
「お前が代償を払うならそいつを助かるすべが俺にはある」

大体の人がふざけるなと激昂する。
(それは【その人】が怪しそうにみえるからなのか、はたまた…)
しかし中には、自分の一部で他者が救えるので有れば是非救ってくれとお願いする者もいる。

【その人】は涙を流す人の回答を聞いて続けてこう言う。

【俺の能力で他者を救う事は出来るが、代償としてお前から頂くものは何になるのかは俺にも分からない。
身体の一部かもしれないし、財産なのかもしれない。
それでもお前は他者を助けたいか？】

この回答を聞いてあなたならなんと答えますか？
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