毒を餐む

自殺って本当に愚かで、他人を殺すよりも不名誉なことだと思うんです。
そう分かっていても、たまーに死にたくなる時ってありますよね。
自分で死ぬ勇気はないし恥ずかしいから、わざと信号無視して車に撥ねられたいとか、ホームの淵に立ってあわよくば後ろから誰か押してくんねーかな、とか。

演劇の創作実習で戯曲を書くためにプロットとして書いたのがこの小説です。
『毒を餐(の)む』。英題は"Cramped night(窮屈な夜)"

去年の6月に書いたんですけど、ちょうどその頃初めて「いよわ」さんの『きゅうくらりん』を聴いたんですよ。それを聴きながら書いたのがこれです。

ちょうど三日前ぐらいに死のうか悩んでたので、思い出して供養してみよう。みたいな。
人間そんなもんです。
生きる理由がまだあるので死にやしませんよ。