病院って怖い。でも病院ってあたたかい。

病院って怖い。でも病院ってあたたかい。

そう思えたらばんざい。

検査って怖いですよね、私もずっと怖かったです。婦人科の開脚台になんて乗れるもんか!とずっと思っていました。
でも、病院にいって、たくさんの医療従事者の方とお話して、みなさんが、医者や看護師である以前に、ひとりの「人」であることに改めて気づかされ、何度も涙しました。

いろんな方がいます。諏訪野さんのような方々ばかりではありません。それは事実でしょう。でも、家族以上に親身に寄り添ってくださる方もおられます。(諏訪野さんは現役の整形外科医)

私の主治医は、患者さんがなくなると、一日中ぐったりと暗いオーラを纏っています。それでも日々、オペをして、誰かを助けようと奔走しています。そんな先生の想いを受けて、私は、「生きなきゃ」と思うことができました。

ちょっと大げさな話にまで波及しかけていますが……、ごめんなさい。


「未病」とは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」を指しています。

自覚症状はなくても検査で異常がみられる場合と、自覚症状があっても検査では異常がない場合に大別されます。

異常を感じている――これはおそらくすでになにかあるんです。ただ見つからない、だけ。はっきりしないだけ。

今現在治療をしていない人でも、おそらく全員が、「患者」予備軍であることは間違いありません。

いつかくるかもしれないその日のために、
もしくは今まさに、その渦中にある方に、

「患者」と「未患者」に贈る、現役医師からの愛のバイブル。


痛みを取り除いてあげたい、
不安を取り除いてあげたい、

という諏訪野さんの想いがドーンと詰まっています。

宝物です。

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