★
0
概要
そのチーズは人を狂わす
世界人口の七割が消えたとされる大災害を経た今、復興の歩みを続け、亡きものの叡智を拾い集め、不可能とされたテレポートを可能とし、ついにはそれを仕事とするものが出てきた。飛躍的な転送技術の発展『テレポート産業』の誕生だ。テレポート屋の親の仕事を手伝っていた青年キズナは、ある日【座標住所】のエラーを修正するよう父親に言われ様子を見てみることに。修正をかけて再受信してみると、そこに現れたのはなんとチーズだった。――なぜ? 困り果てるキズナの元へ次の謎が舞い込んでくる「転送取引法違反違の容疑がかけられています」そう言うのは獣人型のインターフェース。もう何がなんだかわからず、果てには親には勘当を言い渡される。こうして青年キズナの人生は狂い始めた――。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?