ずっと瞬きが出来ない、そんな感じ( ;∀;)

人生というものは平地を歩いている様でいて、実に不安定です。まるで海の上に浮かぶ小舟みたいなもので、ゆらゆらと揺れています。

波という他者の干渉を受けながら、自己と言う小舟の世界を守ります。小舟はその揺らぎに対し、バランスを取ろうとする為に揺れるのです。

僕らを波が揺らすのでなく、小舟自身が揺り返しという行為をもって元に戻ろうとします。

時としてその揺らぎは耐えきれない大きさを生み出し、小舟はいつまでも揺れ続けないとバランスが取れなくなります。

つまり、バランスを取る為にバランスを崩し続けるのです。

終わりなき不安定、それが生きると言う行為、その対価のひとつです。

僕はこの物語を拝読して、そんな事を考えていました( ;∀;)

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