本日はカクコン11の初日です。
異様な投稿数に通知欄がオーバーフローする中、私はこちらの作品に出会えました。
非常に完成度の高い作品です。
もはや、期間中にこのレベルを越える作品に幾つ出会えるのか。
それほど私のハードルを一気に上げてしまった傑作です。
短編作品として評価する際に、例えば円形のバランスチャートで「キャラ」「世界観」「構成」「共感性」「文章力」「エンタメ性」「オリジナリティ」とあれば、ほぼ最高点で円形になってしまいそうです。
お読みになって頂ければ、様々なご感想をお持ち頂けるかと思いますが、私として特筆すべきポイント。
『卓越した筆力と、繊細な感情表現』です。
元々非常に筆力の高い筆者様ですが、今回「ラノベ」としての範疇に綺麗に収まり、誰が読んでも「面白い」と思えるバランスを獲得するに至ります。
文芸としてのエッセンスが垣間見えながら、カクコン11用に見事に昇華された素晴らしい作品です。
個人的にこのレベルは、今回の最終選考に残り、大賞さえ伺える仕上がりです。
惜しむらくはカクコン11の仕組みとして存在する「読者選考」。
恐らく初日に投稿された事により、膨大な作品群に飲み込まれてしまい、このダイヤモンドの様に煌く作品が、砂漠の砂と化している事でしょう。
ゆえに私はレビューにて応援させて頂きます。
強く、強く、お勧め致します。
抜群の完成度を誇る「優秀作」を、皆様どうかお見逃しにならない様にお願い致します。
また、これから短編を投稿される方には、確実に参考になり得る「圧倒的な力」を持っている作品です。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)