リズミカルのいい文体が相まって、ゾクゾクくる怖さです。「ポイント還元でーす」の言葉を聞いたら、今後は走って逃げなければなりません。作者様の引き出しの多さに、脱帽しております。
執筆歴 アルファポリス第2回ライト文芸大賞 家族愛賞受賞 「ハナサクカフェ」 第6回 文芸社文庫NEO小説大賞 最終選考ノミネート 「12月のラピスラズリ」 …
現代人の生の悲鳴を、ホラーという装いで見事に昇華させた作品である。主人公が抱える日々の苛立ちと、それを秘密の手帳に記すことで得る一時の安堵は、読者の心の琴線に触れる。この手帳が持つ不思議な力…続きを読む
人生というものは平地を歩いている様でいて、実に不安定です。まるで海の上に浮かぶ小舟みたいなもので、ゆらゆらと揺れています。波という他者の干渉を受けながら、自己と言う小舟の世界を守ります。小舟はそ…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(79文字)
おそろしい……。ノンフィクション作家があえて「フィクションです」と注意書きをした、リアルすぎる自称フィクションのホラー。真のホラーとはこういうものを指すのだろう……。軽い気持ちで読んだことを…続きを読む
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