語り口は創世神話のような柔らかさを漂わせ、随所に垣間見える造語からは、どこか郷愁を催す懐かしさが感じられます。読み終えた後の心には、不思議な足跡が残ることを確かめました。そしてまた神話の海を漂ってみたくなります。そういえばロード・ダンセイニの『ペガーナの神々』を読み終えた後も、似たような心理に浸ったことを思い出しました。おすすめです。
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