猫指
Q:そんな単語、初めて聞きました。本当にあるんですか?
A:ないです。
……というわけで! (どうゆうわけやねんワレ)
はい、猫指です。もちろん、猫の指とかそうゆう話をしたいんじゃありません。
皆様、猫舌はご存じですね? 高温のものの飲食が苦手な方を表す言葉で、猫が熱い食べ物を口にしようとしないことになぞらえた言葉のようですが(by ウィキ◯ディア)。
私、熱いものの飲み食いは大丈夫です。寧ろ、熱いものは熱いまま食べたい人なので、食事中は黙々と貪り食う派です(怖いわ)。だって、早く食べないと冷めてまうやないですか。
問題は、指。
手の皮膚が薄いんですかね? 熱いものが全く触れないのです。
当然のことながら、熱々の鉄板だとかに触れないとか、そうゆう問題ではございません。しかし、このせいで日常生活に支障をきたしているものを上げてみますと。
1.おにぎりが握れない
炊きたてのご飯を握るとか無理。なら冷ませば良いのだけれど、厄介なのは先に申し上げたとおり〝食べるのは熱々派〟ということ。よってラップに包んで「ホアッチャッアチャッフォーッ!」とか格闘家のような奇声を上げながら、放り投げるように握る。
2.茹でたてのジャガイモの皮が剥けない
「熱いうちに皮を剥いて……」とか言われると殺意が芽生える(語弊)。
ので、私はいつも皮を剥いて一口大に切ってからレンチンをするスタイル。ジャガイモ1つに対し、ラップをして2分→ラップ剥がして1分がオススメ(何の話)。
3.焼きたてのパンが取れない
朝、トースターでサクサクに焼いたパンが食べたいのに、取り出せません。洗い物を増やしたくないので、トング等はあまり使いたくなく、放り投げて皿でキャッチする(大体、放り投げてる)。
4.お茶を注いだ直後の湯飲みが持てない
一度、お茶を配布していた時に熱すぎて落としてしまい、他人にブッ掛けたことがある。私の指が悲鳴を上げたのはもちろんだが、掛けられた相手の方が熱かったのは言うまでもない。
ちなみに自販機から買いたてのホットドリンク(缶)も同じく触れない。
5.炎天下に置かれた車のハンドルが握れない
出発進こ……アッチャ―――――ッ!
……という塩梅です。
正直、ちょっと真面目に困ってる悩みです。パンとか……。
しかし、猫指じゃ伝わりませんよね。何かいいネーミングはないものか。
うーん…………、『炊きたてのご飯を握ろうと思ったら、熱すぎて指が異世界に飛んじゃいました』。
――なんでラノベ風やねん。
お粗末様でした。
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