　近況ノートで気軽に押すことができる意思表示『いいね』。

　SNSでも見かけるこの機能ですが、私はこれを気楽に押すことができません。

　例えば「執筆できました！」とか「賞とりました！」とか、はたまた「恋人できました！」「美味しいランチ食べてきました！」などの喜びのご報告などであれば気楽に押せます。

　しかし「まったく書けない……」とか「体調不良で辛い」など苦しい感情について、どうしても押す勇気がなく。いや『いいね』くはないだろっ！　ってなるのです。

　分かっています、あのボタンには応援や励ましの意味も含まれていることは。

　でもどうしても『いいね』という言葉の意味が頭を過ぎってしまう。だって物書きなんですから、言葉の意味は正しく使わねばでしょう。難しい言葉を使う時、まずネットで自分が知る意味がちゃんと正しいか調べてから使いますし。

　こう書くと「じゃあお前のノートに〝いいね〟押しづらくなるだろう」ってなるかもしれませんが、これは私が押す側の立場で考えてしまうことなので、全然気にしなくて大丈夫です。

　仮に自分の「辛いよ～」というノートに『いいね』押されたところで「何がイイネじゃ！」ってなるわけでもないのです。何故でしょう不思議ですね。

　というか寂しいので押してください、お願いします（ここでお願いすな）。

　つまり、あれの文言が『いいね』という言葉でなければ良いのですよ。

　絵文字もGoodを表す絵でなければ良いのですよ。顔文字でいうと〝(^_^)b〟の〝b〟の部分ですわね（タイトル回収☆）。

　私の提案文言は『共感』。共感ならば良い話も悪い話も寄り添った感じになる気がします。まぁ味気も愛嬌もなくなりますが、これだったら押せます。

　絵文字は応援コメントで使われているハートで良いと思います。某ペケッターもハートですが、あれは文言が『いいね』になってるから押しづらいです（結局かい）。

　一番良い手はLINEのように感情ボタンが何種類か用意されていること。それなら適した感情で気持ちを表すことができるからなお良い。

　こうした気難しいことを考えずに、気楽に押しても誰も文句にゃ言わないのに。

　……どなたか『共感』してくださる方、いらっしゃいますか？

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