今日がダメでも
今日はちょっといい話(真面目回)です。
そうですね、私にとってはいい話です。
本エッセイにて「耳が悪い、と言ってはいけない」というネタで、吹奏楽部員だった私における絶対権力教師の話をしたのですが(何かめっちゃ悪い人に聞こえる)。
今回はその先生の汚名返上をいたしましょう(汚したつもりはないで)。
前回もこの先生は〝私の人生の中で尊敬する三人〟にランクインしていると申しましたが、決して悪い先生ではございません。基本的に教え子には意地悪な物言いをしますが、そこには愛があることも生徒である我々は分かっております。一人一人に向き合ってくださる先生でしたし、お茶目なところもあり、IT関係と音楽について熱い先生でした(筆者は情報科卒)。
欠点を上げるのであれば1を聞いたら100で返ってくること。時間がない時に、この先生に質問をしてはいけません、全然帰してくれないので。「◯◯って曲、知ってますか?」なんて訊ねてごらんなさい。喜んで頭から終わりまでのメロディー口ずさみ始めますから。あ、違うんです先生、これ褒めてます(どこが)。
……そろそろ怒られるので本題へ(コホン)。
ある日、この先生にマンツーマンで悩み相談をしたことがあります。あれは卒業をした後、顔出しがてら吹奏楽部に遊びに行った(?)時ですね。卒業前の部活の送別会は用事があって行けませんでしたので、先生にもお会いしたかったのです。
それでその日の部活終了後に先生をがっちりホールドして語り合ったわけですが、とあることが上手くいかなくて苦しんでいる私に、彼がくれた言葉は今でも私の原動力となっているのでご紹介いたします。
『今日がダメな日だったとしたなら、明日はきっといいことがある。例え明日でなくとも、その日はいずれ必ずやってくる。俺はそう思いながら生きている』
あぁ、やっぱ改めて字で見ても、歴代一位の言葉だな。
ま。そのイイコトが起こる日、なっっっっかなかやってこないんですけどね。
でも私が今日を頑張れるのは、この言葉があるからです。当時悩みまくっていた私には心にスッと入り込むほど響きました。
人生は嬉しいことと辛いことのバランスを取って経験をするのだと思います。そりゃあ、どうしようもなく落ち込む時はとことん落ち込みますが、その後は歯を食いしばって立ち上がります。進まないとイイコトにも出会えませんし。
汚名返上になったかしら?(だから汚してないて)
先生、ありがとうございました。これが読まれることはないでしょうけれども、もし読まれたら全力で逃走します!
――皆さんは心に響いた人生の名言、何かございましたか?
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