続・ベランダ危機一髪

※虫ネタです、苦手な方ご注意。(Gではない)


 珍しく本日は、取れたてホヤホヤのネタを持ってまいりました。

 つい先日起こりました出来事でございます。


 いつもどおり洗濯物を干そうと思って窓を開け、物干し竿(高い位置にあり、部屋から身を乗り出して引っかけます)にタオルの反対側を放り投げて掛けるのですが……何かに当たったようでポトリと落ちました。


 うん? ポトリ、とな?(デジャヴ!)


 毛玉でも落ちたんかと思いましたが(だとしたら相当デカい毛玉ですが)、よくよく見てみればアイツでした。

 ……そう、ハチです。8でもなく鉢でもなく、蜂です(ネタ使い回すな)。


 は? と思い顔を上げると、物干し竿を支える支柱の根元に、ワラワラと蜂の大群が群がっているではありませんか。


 のぉおおおおおおお……!?!?!?!?

 どゆことどゆことどゆことぉおおおお!?!?!?(ウルサイ黙れ)


 とりあえずタオルを引き剥がして一旦網戸をピシャッ! と閉じました。

 えぇ、本エッセイでも以前に書きました蜂騒動アゲインなのでございます。どっかの大型巨人に遭遇した主人公みたく「よぉ、8年ぶりだな」とか言いたかったですよ(分からない人スルーしてください)。


 だから、なぜそこに……。雨に濡れる心配ないからでしょうか。物件としては良いかもしれませんが、あなた方こちらを攻撃しないって言い切れます? 言い切れないなら木の下とかにしてほしいナ! ……と文句を垂れながら、私は蜂専用の殺虫剤を持ち出しました。


 ――あの時の私と違うのは、このスプレーを常備しているということ(なんで格好つけてんの)。


 幸い、蜂の群れは窓際からよく見え、網戸越しでもスプレーが十分届く位置に存在しております。

 シュ~……っと一気に放出すれば、ボトボトと落ちる蜂たち。支柱の穴の奥にも潜んでいたらしく、思ってた数より多くの蜂が落ちてきました。姿はスズメバチに似ていますが、とても小柄な蜂です。調べたところ恐らくヒメスズメバチではないかと思います。


 スプレーの殺傷能力は優秀ですが、1匹の蜂に薬は効いているのだけれどなかなか事切れず、いつまでも藻掻いている子がおりました。体をくねらせ、必死に足掻いている蜂と目が合い「おのれ、よくも」と言われている気持ちになりました。


 ……ごめん、君たちが悪くないのは分かってるのだよ。

 後始末をする時に数えたところ、8匹の蜂を殺していました(シャレじゃないです)。まだ巣は影も形もなかったので、もしかしたら分蜂途中に集団で体を休めている最中だったかもしれません。


 とりあえず大事には至らず騒動は落ち着きましたが、やはり命を奪うのは、あまり良い気分のするものではないですね。お願いだから、もう敷地内に群がるのはやめて~(切実)。

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人生いろいろあるだわさ 貴良一葉 @i_kira

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