首は大事にせぇよ
今回は体調の話です(真面目回やで☆)。
皆様は『頚性神経筋症候群』をご存じでしょうか。通称・首こり病です。
こちらは脳神経外科医の松井孝嘉医学博士が、約20年ほど前に発見し命名された、新しい病名です。
簡単に言うと首の筋肉が異常を起こし、更に副交感神経に異常をきたし、緊張型頭痛・めまい・自律神経失調症などの様々な症状を引き起こします。
この病名はあまり多くのお医者様には知られておりません。多くの神経が通る首の異常にはお医者様も様々な見解を持っており、判断が難しいようです。
私も松井先生に実際に診ていただいたわけではないので、そうと決まったわけではありません。ただ色々調べていくうちに、自分に一番近い症状がこれではないかと思っているだけです。
地元の整形外科の先生に「多分これだと思うんですけど……」と資料をお見せしたことはありますが、「まぁ、色々言う先生がいるからねぇ」と相手にすらされませんでした。いや、せめて読めや。
私は高校生の時に『頸椎側湾症』が発覚し、背骨が歪んでおります。更にストレートネックであるというのもの判明しております。
背骨が歪んでただでさえ体の片側に負担がかかっているのに、ストレートネックで頭の重さを支えるのにも首に負担をかけているわけです。肩こりなんて当たり前、もう長いお付き合いです。
肩こり、首こりから頭痛もきます。これが「ちょっと頭痛いなぁ」ぐらいなら、早めに頭痛薬を飲んで安静にすれば治まります。
が、この症状。悪化すると最悪なことになるのです。
首こり、甘く見てはいけませんよ。
まず、頭痛は偏頭痛と緊張型頭痛が併発します。西遊記の孫悟空(オッス、おら悟空! じゃない方)が観音様につけられた頭の輪『
次、とんでもない目眩。私の場合はフワフワ系です。歩いてもフワフワ、寝ていてもフワフワ。プールに浮き輪を浮かべて、その上に寝そべって浮かんでいる感じです。更に私は酔い性なので気持ち悪いです。
そして倦怠感。それもただの倦怠感ではなく、誰かに肩を思いっきり押しつけられている感覚です。かと思えば、時々上から吊されているような浮遊感が訪れ、また地獄の重圧感に襲われます。上からGでもかけられとるんか。
極めつけの吐き気。薬を飲んでもリバースします。というかそもそも薬なんて飲んでも効かないのです。頭痛薬、筋弛緩剤、色々試したけどダメでした。食べてもどうせリバースするので、食べなくなります(お食事中の方ゴメンナサイ)。そしてみるみる体重が減っていき、何故か生死の恐怖に陥ります。
これのマックスを一週間ぐらい耐えなければなりません。
ピークが過ぎても、軽い頭痛と目眩と倦怠感が最低でも三ヶ月ぐらい続くのです。
一度症状が出たら、もう終わりです(チーン)。
私はこれが長時間飛行機に乗ると出るようです。どうも固定姿勢が問題のようで。海外は三度行きましたが、一度目は平気で、二度目は上記の症状が初めて出て、三度目は乗る前からトラウマで動悸がしていて、機内食は食べれませんでした。そして帰ると再び症状が出てしまいました。
それから飛行機には二度と乗りたくありません。海外には行きたいのですが……もうムリですね。向こうにいる時は元気なのに、帰ると具合が悪くなるのでタチが悪いのです。一時の夢心地で三ヶ月強の苦しみを味わうくらいなら、行かない方を選びます。
それからは飛行機に乗らなければ大丈夫! と思っておりました。
……残念ながら出ました。原因は『冷え』だと思います。
夏、職場の空調が有り得ないほど寒かった。以前から夏は常に上着を羽織っていましたが、席替えした先の席が冷房直撃だったのです。敢えなく三度目の発症。
しかし、三度目にして対処法が少し分かってきたのです。
『頚性神経筋症候群』を発見した松井先生は専門の病院を開設しておみえでしたが、遠方にしかなく長く通わなければならないので、とても行けそうにありません。
ところが調べてみると、(大声では言えませんが)主に行うのは針治療で、そこら辺の針治療院と何ら変わらないとの口コミを発見。
そこで近所にある接骨院で針治療とマッサージに通ってみました。初回は最低でも週二回、初めて診てもらった時には肩の堅さに先生もドン引きでした(笑)。
一ヶ月ほどで肩の堅さは見違えるほどに改善、頭痛も倦怠感も治まってきたのです。針、ヤベェ。
とにかく今は、首・肩を冷やさないように努めていますが、それでも時々体調不良に見舞われます。枕など原因はまだ他にもありそうです。また突然私が音信不通になったらコレだと思ってください。
というわけで、首こりを甘く見ていると地獄をみるぜ、というお話でした。
同じ症状に苦しまれている方、「こんな治療も効くよ!」という情報がある方、よろしければコメントお待ちしております。
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