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  • 第7話:外道丸(二)への応援コメント

    手の汗が伝わって来ました。そういう描写はあるといいようです。海賊とは思いませんでした。びっくり。鬼はいなくてもね。でも海賊のしたいことってなんだろう。窃盗以外にですよ。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    描写には五感の表現をと言いますが、いちいち入れていると冗長になるばかりなので加減が難しいですね。

    はい、海賊のおでましです。日本の海賊なのでパイレーツオブなんとかみたいなのとは違いますけれど。
    海賊のしたいこと。本編とは関係なく考えてみますと、海賊の人たちがやりたいのは海賊なのではないかなと思いました。
    たとえば泥棒はある種の職業で、海賊は生き方のような気がします。

  • 第7話:外道丸(二)への応援コメント

    幼い松尾の視点から垣間見えるやりとりの緊迫感が、肌に伝わってくるようでした。
    一応、話はできる海賊。だけど弓矢を構えられた状態で、対等の交渉ができるものか……
    お父さんはひとまず冷静ですが、仲間が何と言うでしょうね。この後の展開、嫌な想像ばかりしてしまいます……(><)

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    守るもののある時に危機が向こうからやってくる。苦しいとかつらいとか、一言では表せない気持ちになりますね。
    守られる側の松尾は言葉の裏とかが分からなかったんですが、その辺りが伝わったみたいで良かったです。

    >一応、話はできる海賊
    問答無用で射掛けても良かったはずですが、海賊たちにも思惑はあるみたいですね。下ろしたと言え、弓を向けてきた相手になかなか和やかな気持ちは持てませんが。
    海岸沿いに集落はたくさんあるはずですが、何をしに来たんでしょう。少なくとも数え八つの松尾は未体験の事態です。
    お父さんと仲間たちはどう応対し、さらに海賊がどう出てくるか。
    作者としては序盤のピリピリを感じていただけたら良いなとか思っております。

  • 第6話:外道丸(一)への応援コメント

    鬼を相手に闘えば、厳しい状態になりますよね。文殊丸が偉いものだから、他の武士が捨て石になっても周りは盛り立てるのか。成程。今回は文殊丸の闘いでしたが、もし、松尾が前に立ったらと思うと、どうなるんだろう。六艘とは応援も来たのかな?

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    まあ武士なので文殊丸に手柄をと命じられていればその通りにするでしょうね。しかし鬼までがお膳立ててはくれないので、とどめにはなりませんでしたが最後の突きは文殊丸の成果に間違いありません。

    さて、松尾が正面に立って戦う日が来るんでしょうか。(あらすじに書いてありますけれども(笑))
    で、今日のお話は松尾たちが村に戻ってからのことです。
    松尾の言うみんな仲良く楽しく暮らす平和な村の海岸に、どうも見知らぬ船がやって来たようです。
    さて、何者でしょうか。

  • 第6話:外道丸(一)への応援コメント

    命を危険に晒してまで恐ろしい鬼と戦う理由が、そうする人々には何かあるのでしょうけど、松尾にとっては理解し難いことですよね。
    幼いからというだけでなく、これまで育ってきた環境や立場から、彼らと同じ景色は見られないということもあるのかも。
    どうであれ目の前で人が傷つくのは、そりゃショックですよね。

    大きな帆船は、何事でしょう?
    いきなり六艘もいたら迫力あるでしょうね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    昔のゲームのコピーで「強い奴に会いに行く」というのがあったそうですが、実際に居るものなんでしょうかね。
    文殊丸や武士たちの戦う理由はさすがに違うと思いますけれども、仰るように理解できないし想像も難しいですね。
    戦争のない国と戦争しかなかった国の子供にとっての平和は意味が違う、というお話もありましたね。

    突然やってきました、大きな船。松尾やお父さんの知り合い──ではなさそうです。
    鬼が船を操るのもない気がしますし、さて平和な村になにを齎すんでしょう。

  • 第5話:服ろわぬ者(五)への応援コメント

    松尾は荷の量が大人と半分なのを恥じていたようで、子どもながらに甘んじることなく、これから大成すると思いました。近代に至るまでも子どもは働かされるものです。子どもはお勉強をすればいいと言う風潮はあまりなかった。農業をしていればその手伝い、家事の手伝い、弟妹のお守り、普通にあった筈です。私自身ただの昭和の人ですが、家事と弟の面倒はある程度みていました。大学に入ってもなお。アルバイト代も入れてましたし。父母は戦中生まれですが、その話の端々にも一人前に働くと言う文言が出て来ます。松尾の父は父として立派な方です。幼い子に大人と同じ荷を預けなかったのは、生きて行く上でもまだ子どもでいていいのだと言っているように感じました。優しさは父からも受け継いだようですね。さて、後段のアクションですが、状況やべそをかきつつの所で松尾の様子も分かります。遭遇してしまいましたが? どうなるのでしょうね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    恥を知るのは人間形成において重要ですね。度が過ぎると卑屈になるので、難しいところです。

    私も、と言うと語弊がありますが。中学校へ上がって以降、ずっと何かしらの収入を得ていました。
    それを親に渡すことこそしませんでしたが、家に住む以外の自分に必要なお金は全て自分で支払っていました。
    これが良いことかというと、さっきの”度を過ぎれば卑屈になる”のと同じような害があるように思います。
    まあ単純に、選べる未来の幅が狭くなることのほうが重大かもしれませんが。

    松尾のお父さんは松尾からすると最高のお父さんに間違いないですね。お父さん自身は「俺も間違うことはあるんだぜ」と言っているように、そう買い被らないでくれと感じる部分が多々あるだろうと思います。

    お父さんは出発前に、松尾の荷は大人の四分の一でいいと言っています。松尾自身が強がって半分にしました。
    お父さんはこゆきさんの仰るようなことを考えたのかもしれませんし、他にも理由があるかもしれません。
    どうであれ、松尾の限界を超えていたぶるようなことはしませんね。父ちゃんと呼んでくれる松尾が可愛いからです。

    怖れる鬼をまた間近に見た松尾ですが、今回はどうやら武士たちが退治したようです。
    物語としてこれからどうなっていくか、まずは導入のお話は今回で終わりとなります。

  • 第5話:服ろわぬ者(五)への応援コメント

    『鬼』というのは、そういう種族が存在する……のでしょうか?
    中央政権に従わない人々を異端として、話の通じない鬼、化け物として扱う文化は、現実の歴史にあったように思います。
    なんであれ一方的に捩じ伏せるとなると、血を見ずにはいられないでしょうね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >そういう種族が存在する……のでしょうか?
    おぉっと、この時点で問われるとは思っていませんでした。
    たしかに史実において、政権に背いた豪族や大規模な盗賊などを鬼や化け物と称した例は多いようですね(両面宿儺とか)。
    一般に創作上の扱われ方としては、やはり妖怪(これも実体を持つか持たないかとか分かれますが)としてですね。
    で、他に物語に登場するとしたら、仰られたような生き物(熊や狼などの猛獣的な感じで)として。

    さて、本作においてはどれでしょうか。まず松尾が鬼を鬼として認識した、巨体や角といった視覚情報に間違いがないことは明言します。
    となると盗賊などの置き換えでないのは確実ですが──これ以上は先行きに任せることとさせてください。

    >血を見ずにはいられない
    その通りですね。文殊丸ら武士たちは、降伏勧告に類することをしませんでした。すずめさんの仰る、一方的に捻じ伏せるしか考えていないということです。
    ただ鬼も強いので、多勢に無勢であっても人間の側にも血は流れますね。
    松尾の言っていた、みんなで仲良く楽しくとは正反対のお話です。

    あ、血が流れると言えば。魔術師的なスキルによって幻影で作り出された物という可能性も否定しておきます。

  • 第4話:服ろわぬ者(四)への応援コメント

    文殊を名に持つっていいですね。
    松尾とお父さんの関係も父はあくまで大人で親でというところが羨ましいくらい。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    文殊。賢いお子さんなんでしょうか。なんだか知りませんが、お仕事の発案をしたみたいです。

    松尾とお父さん。こんな親子関係、特にお父さんが満点ですね。現実には存在しませんが。
    世の中みんなが仲良くはできなくとも、この親子だけはいつまでも睦まじくいてほしいものです。

  • 第4話:服ろわぬ者(四)への応援コメント

    人の数だけ「正しさ」がある。真理ですよね。それをちゃんと理解して相手と関係を作るようにしないと、うまくいきません。
    しかしお父さんからそんな話を聞いた矢先で、「まつろわぬ者を退治する」とは。どの立場の人々を抑え込む話なのでしょうか。見たくないものを見てしまいそうです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    多様性とは受け入れられることではなく、いいも悪いもなく放置される環境のこと。
    みたいな話を、どなたかされていました。
    もちろん今日のお話のように誰かが不利益を被るかもとなったら、何らかの判断は必要かもしれません。

    まつろわぬ者を退治とは、端から介入する気満々という雰囲気ですね。お話を聞いてみないと分かりませんが、松尾の言うようなみんな仲良く楽しく暮らせる世が隅々まで行き渡るのは難しいんでしょうかね。

  • 第3話:服ろわぬ者(三)への応援コメント

    白米は、どういう経緯で所持できたのかな。
    >米の飯
    とありますように、難しいですよね。
    亡き叔父は古代米の栽培をしていました。今はやりの田んぼアートも米の色を用意してあって興味深いです。

    なんにせよ、松尾は優しいんですよね。お父さんが分かっていて、優しいのはいいことなんだけど、生きていけないからね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >白米は、どういう経緯で所持できたのかな
    ですねー。朝の粥も携帯食の乾飯もお米で、お父さんから聞く町の実情からするとかなり贅沢な様子。
    どうしてこの違いがあるのか、少しずつ分かってくると思います。

    古代米は何度か食べたことがあります。たしか面白い癖のある風味があって好きだった記憶があります。

    松尾は優しく、お父さんも一つずつ教えてくれてますね。
    厳しいことも生きることには代えられません、頑張らないと。

  • 第3話:服ろわぬ者(三)への応援コメント

    鬼のことに限らず、世間の道理も幼い松尾にとっては未知のことでしょうね。
    一つ手を間違えれば命取りというのは、どちらも同じかも。鬼も、人も、警戒しなければいけない相手です。まだまだ学ぶことは多いですね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    村での常識というか、生きてきた年月がまるで通用しないのは衝撃ですよね(幼いので仕方ないのももちろんですが)。

    >一つ手を間違えれば命取り
    ですね。今まで意識しないでこれたのは村から出なかったからでなく、村の人達が助けてくれていたから。
    危険や困難を見て見ぬふりするのでなく、しかと見据えた上で対処できるようにならないといけませんね。
    学ぶことだらけです。

  • 第2話:服ろわぬ者(二)への応援コメント

    お父さんとの会話で、状況がより深掘りされました。松尾にはただ驚くばかりのことも知っている者は知っている鬼について。おとなしくしてやり過ごすこと。ここが闇にあり、月がある。その雰囲気も伝わりました。娘の病院で疲れて寝てました。明日は息子のです。遅くなったらすみません。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    はい、松尾は鬼の存在を知っていただけで、細かなことはなにも知らなかった。大人たちは知っていた。
    やはり知らなかった山伏は食われた。助けられなかったことを、父は謝った。
    短い時間に、松尾の胸へ多くのことを落とした夜のお話でした。

    病院は疲れますよね。自分のもですが、お子さんとなると別の疲れ方もあると思います。
    無理のないようにされてくださいませ。

  • 第2話:服ろわぬ者(二)への応援コメント

    松尾はあれほど恐ろしいものを目にしておきながら、何も知らない子供のままでいるのではなく、自分も一人前になりたいと思ったんですね。

    >父ちゃんに危ないことさせたいなんて思わないんだからさ
    ここに何となく、彼自身はいずれ危険を冒しても襲われた人を助けたい、というニュアンスを感じました。

    >どこからか聞こえるような、山伏の悲鳴に謝り続けながら
    鬼の恐ろしさより、山伏の悲鳴の方が強く記憶に残ったんですね。
    今は子供ゆえの無知からくる勇敢さとも取れますが、しかるべき方法で強くなっていってほしいです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

    >自分も一人前に
    そうですね。現実にも”一人前”と言ったところでどれほどのことができればそうなのかとは判断の難しいところで、しかも自分が一人前とはなかなか自信を持てないものです。
    で、松尾にとっての一人前とは父や大人たちなわけで。
    この短い時間に、これまで思ったこともない自分の未熟さを痛感したみたいですね。

    >彼自身はいずれ危険を冒しても襲われた人を助けたい
    「助けられなかったのかな」「かわいそうだね」に続くセリフで、頼りにする父にやってほしいとは思わないと。
    では残る方法は──と考えていただけたのかは分かりませんが、仰るとおりです。
    年齢や経験を重ねれば多くの選択肢を持てますが、幼い松尾にはAでなければBしかない、みたいな考え方しかできなかったのかもしれません。

    >子供ゆえの無知からくる勇敢さ
    なのですよね。話に聞いて、自分の目に見て。しかし痛い目に遭ったわけではない。それよりも恐怖を抽出したような、幼心に助けてやりたいと思った山伏の悲鳴に罪悪感を持ち、共感的に怖いと感じているのだと思います。
    もちろんきっかけがなんであろうと、辿り着いた場所が正解であればいいので。すずめさんの言うように、しかるべき方法で正しく強くなれればいいですね。

  • 第1話:服ろわぬ者(一)への応援コメント

    新作お待ちしておりました!
    おおお、これは冒頭からすごい緊迫感。思わず息を忘れました……
    鬼が人を喰らうなんて、そんな衝撃的な光景、幼い子の心には忘れがたいものになってしまいそうですね。

    ゆきはさんの現代ドラマ以外のお話は久しぶりですね。
    これからまた連載を追えるのが嬉しいです。続きも楽しみにしています!

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。早速お越しいただいて、ありがとうございます。
    冒頭から惹き込めと先達の教えは知っていながら、難しいものです。すずめさんの仰りようからすると、成功と思っていいんでしょうか。だったら嬉しいです。

    数えで八歳。現代と価値観が違うとは言え、キツいですよね。主人公、松尾の人生に少なからず影響があると思います。

    >現代ドラマ以外のお話は久しぶり
    あっ、本当だ!
    そこまでと思っていなかったんですが、振り返れば一年以上経っていますね。
    というか鬼こそ出てきますが仮想世界でない時代物はカクヨムでは初披露となります。
    結末まで、すずめさんをガッカリさせないよう緊張してお届けします。

  • 第1話:服ろわぬ者(一)への応援コメント

    冒頭は説明を忍ばせつつ惹き込みたいですから、大変ですよね。説明したい項目にお名前やなりや状況、苦労されて入れたと思います。文体は文芸寄りで、作者様の本領発揮ですね。酒吞童子の異説、面白そうですね。

    作者からの返信

    こゆきさん、こんばんは。早々にお越しくださってありがとうございます。
    仰るとおり、冒頭で惹き込みたくて説明したいけど、くどくさせない。バランスが難しいですね。
    いつもの私の文体を本領と呼んでいいのやら。文芸の時代物より、ちょっととっつきやすかったらいいなと願っております。
    題材もまあまあメジャーどころ(と思っているんですが)の酒呑童子。楽しんでいただければ幸いです。