お年玉におせち料理、振袖に初詣。そんな今日にぴったりの和風の物語はいかがでしょう。舞台となる平安時代の光景が目に浮かぶ正しく和の美しい文。面白さも保証します。自信を持ってお勧めです。
妖狐や傾国の美女として名高い、玉藻の前。その子供として生まれたのが主人公の八郎だった。しかし父親は妊娠期間の短さから、主人公が自分の子ではないのではと疑い、厳しく当たる。そんな中で育った主人公の性…続きを読む
参りました。完全に平安末期の世界に叩きこまれました。まだ序盤しか読んでいないのに、この作品に賭ける作者の情念を感じて悶絶しています。 とにかく文章が綺麗。遣う言葉の一つ一つが深い教養に裏打ちされ…続きを読む
平安時代末期。武士が胎動し、鎌倉時代を迎える前。めちゃ強・源八郎為朝《みなもとのはちろうためとも》を主人公とした歴史小説。第一話から、かなり歴史小説!を打ち出しているので、歴史小説を読んだこ…続きを読む
玉藻前に平清盛、三大怨霊に数えられる崇徳院。彼らが同じ時代に生きていたことを、改めて知りました。この時代を選んでいる時点で、慧眼としか言えません。そんな登場人物たちが活き活きと活躍する中、…続きを読む
もっと見る