何事も勢い。だってギャルだから

中華後宮にもし、ギャルが転移を果たしたらというギャグ色が強めのヒューマンドラマ作品です。

後宮とは閉じられた世界。何をするにも右にならえが当然であり、強すぎるアイデンティティは排斥の運命が待っています。

けれど、そんなのはギャルに関係ない。

生き方によって自分を表現し、言葉によって新たな歴史を形作っていく。一見すれば文化の侵略者。しかし、彼女の悪意なき文化の流入は、後宮に新たな空気を吹き込んでいきます。

後味の悪さは欠片も存在せず、スッキリと読み切れる作品です。

ぜひ読んでみてください。

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