生きていくかどうか

 主人公が生まれて少し経ったのち、政府は「生死選択基本法」を施行した。
 これは、満十八歳となった全ての国民に対し、「これからもこの世界で生きていくかどうか」を選択することができる、というもの。
 そして主人公の友人の選択は……。

 生きていくか否かを選択できる権利。それを手にした若者たちを描いた、短くも読みごたえのある作品です。