雪のなか、命も心もこごえてゆく白い世界にあらわれて、ぼくを救ってくれた、友達。雪は融けてしまえばもうお別れだけれど、思い出はきっと、心のなかに残ることを信じたい。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(113文字)
白くて、寒くて、凍えそうな夜。 そこで繰り広げられるぼくとスノーマンの物語。 淡々としていながらどこか柔らかい文章で綴られた、全体的に童話や児童文学のような雰囲気が漂う作品です。一話完結ですらりと読みやすいので、お薦めの1作です。