赤い金魚に誘われて、出会ったのは不思議で美しい金魚屋の男でした

空飛ぶ金魚は、何なのか?
怪異か、誰かの無念か執念か——
金魚の謎を突き止めるのは、金魚に捕らわれてしまった男たち。
主人公・秋葉と、美しくも個性的な言動の男・叶冬。
彼らが金魚の謎を探り、追いかけて、少しずつ暴かれる秘密や想い、仕掛けに痺れます。

大人と子供(成人したばかりですが)、親と子、過去と現在、嘘と真実、夢と現実。
様々な障害や苦難を乗り越えて、秋葉と叶冬が辿り着く結末が、(ミステリー作品なので詳細は省きますが)胸に刺さりました。

空を飛ぶ金魚を眺めることが『普通』であるなんて、なんて素敵な書き出しだろう!と感嘆している間に、作品世界にのめり込んでしまうお話です。
金魚、怪異、謎解き、ブロマンス。
いずれかにピンと来る方は、是非お読みください。