意表を突く世界観と展開が正統じゃない!正統派ファンタジー

ウェブ小説では珍しいぐらい、これでもかっていう正統派ファンタジーのはずです。

主人公は冷静で強い孤独な男、パリト。
幻の遺跡ジャンタールの謎を解いていくんですが……世界観が奇妙キテレツです。
大枠正統派なんですが、アイデアが「正統派」の枠におさまりません。

水木しげるつげ義春的な気持ち悪い雰囲気から始まるのが、私は好きです。
ラノベというにはちょっと堅くて笑うところはほぼないです。
主人公も真面目なんで。

でも、「え!?そんなアイデアある!?」って気味の悪い世界に興味惹かれて、「コレがここに繋がるんだ!?」という展開に驚かされて飽きることなく読み進められます。

主人公が尋常ではなく強いんですが、バトル描写もカッコよく、「マジか?」と言いたくなる片付け方がされていくのが魅力的な作品です。

もうすぐ完結とのことですが、楽しみにしています。

その他のおすすめレビュー

江野ふうさんの他のおすすめレビュー576