こういうの好き、って思わせてくれるファンタジーです

「神の涙と呼ばれしこの宝石は、濁った灰色をしている。しかし、ひとたび光をあてれば真っ赤な輝きを宿し、手にした者の望みを何でも叶えるだろう」
こういうの好き、って思わせてくれるファンタジーです。

世界観がいいですね。
文章も雰囲気があって、ワクワクしました。しかも読みやすいです。
「夜空には薄い雲がかかり、月の輪郭を薄く映しだしている。」みたいな何気なく出てくる描写に「あ、いいな」ってなります。

探索とか冒険の楽しさがあって、TRPG好きな人とかめっちゃ「こういうの読みたかったんだよ」と仰りそう。おすすめしたい作品です。

まだ途中なのですが、応援したいな＆こういう作品が好きな方におすすめしたいな、と思いました。雰囲気のあるファンタジー……ネットとかだとあんまりよくないニュアンスで「本格ファンタジー」とか使われがちな最近なのでこういう時に「このファンタジーの雰囲気をどう伝えたら良いものだと伝わるかな」と困るのですけど、良い意味合いでの「ファンタジー世界観な小説」ですよとおすすめしたいです。この気持ちわかって（笑）