非日常の中の共感

健常者にとっての病気は非日常である。
読者は本作を通して、解離性同一性障害という非日常を知ることになるだろう。
しかし、同時にそこにあるものは、日々様々な悩みのなかで生きている私達個人と同じなのだと気づかせてくれる。
読後に訪れる不思議な感覚を、多くの方に味わってもらいたい。
そんなエッセイでした。

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