人を愛すること、人に恋すること、どちらもわからぬ彼に救いが訪れる!

京都の歴史ある木材屋さん(家具屋さんにその材料となる木材を卸売りする会社)の木寿屋を舞台とした現代ラブロマンスなシンデレラストーリーです。ドキドキ胸キュンそんでもってサスペンスとミステリーを兼ね備えた現代ドラマをお求めのお客様にご満足いただける内容となっています。

悪は滅びるのだ。
ガハハ。

主人公の咲良さん。新人クリーンスタッフとして木寿屋に入社します。クリーンスタッフとしても優秀ですが、社内コンペに参加しようとする行動派。とある場所でばったり、社長の涼真さんと出会うシーンから物語がぐんぐんと動いていきます。この社長がまたクセモノなのですが、彼にも彼なりの物語がありまして。
彼の物語が気になった方は『あの娘が空を見上げる理由』をチェックするんやで。

咲良さんの物語、悲劇的ではあるのですが、それでも本人が純粋に、前向きに生きていく姿に心打たれます。その姿に惹かれる者もいれば、利用しようとする者も。どうする涼真!

カクヨム界の朝ドラ(と勝手に呼ばせていただいている)『あの娘が空を見上げる理由』のスピンオフ――にとどまらない、この作品単体だけでも読んでいただきたい力作に仕上がっています。あちらが朝ドラならこちらは昼ドラです。一読ください!

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