鬼神が如き戦場の益荒男、恋をしてはいけない男が恋に落ちた!

読んでいて、すーっごく面白いです。楽しいです。奈良時代がクセになります。

舞台は奈良時代の戦場。
鬼神が如く強く、勇ましい主人公。しかし、こと恋愛に関しては身体にコンプレックスを抱え、気弱で臆病とギャップがあります。
そんなおとこの恋物語。

登場人物を通して、奈良時代の風土が分かりやすく、楽しく描写されていますので、こんな感じだったんだなぁと、日本の遠い昔に思いを馳せ、自然とお話の世界に誘ってもらえました。
「うべな、うべな。」

ヒロインのこころの内も言動も凄いのですが、これはとにかく読んで感じてください。
主人公とヒロインの出会いは、主人公のコンプレックスにより、初手で最低な手を打ってしまってますので、のちに発生する出来事、こころの内も波乱続きです。
ボクは読んでいて、ハラハラ、ゾクゾク、ワクワクと心を乱されっぱなしでした。
困難な恋、とっても楽しかったです。

書かれていない後日談を楽しみにしているのですが、ここまでの読後はとっても甘く、とっても幸せな気持ちに包まれて、ホント良かったなぁってこころから想いました。
是非、みなさんお読みになって、このしあわせな気持ち、共有して欲しいです。
何度でも言ってしまいます。とっても楽しいお話でした。

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