おっと、ここに世にも美しいお宝が……!

醜くて、
汚くて、
汗臭くて、
それゆえの猛々しさ。

怖くて、
強情で、
意地張りで、
だからこそはかない。

あらゆる障壁を打ち壊して、二人は運命の糸で結ばれていく。容姿も性格も、すべてのコンプレックスを乗り越えていく。

「醜くさ」が「美しさ」に変わる瞬間。
それは、「醜」こそが「美」の根源だったのだと気づく時です。

それはちょうど、かの有名なディズニー映画「美女と野獣」のよう。みなさん、あの映画を美しいと思いませんか。
この作品も、「醜」を愛しゆく非常に純真な物語なのです。その真の愛を、読者のみなさんにはとくと味わっていただきたい。

読み終えたあなたは、きっとこう言って感嘆のため息をもらすでしょう。

「うつくしェェェ……(*´Д`*)」

と。

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