文芸的な流麗な文章、砂の国を行く冒険譚。

主人公ラーミウは、三十歳の男。
砂の国を行く。
彼はとある人を探す使命を帯び、旅をしている。
王宮(輝王宮)では、この帝国の主たる「白鏡様」が今しもたおれそうになりながら、ラーミウの首尾がうまくいった、という報告を待っているのだ───。

旅のなかで、ラーミウは、アーモンド型の目も美しい、魅惑的な男、シハーブと出会う。彼は飄々としていて、腕もたつ。
その出会いがラーミウにもたらすものは。

文章が美しく、登場人物も魅力的です。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!