概要
王子、聖女、怪物――呪われた運命に溺愛される、少女の辿る道の先には
一つの大陸をその支配下に治めた帝国があった。
エンリングス帝国、オーゼンハント王朝。
しかし帝国は、双子の王子の誕生をきっかけに、東西に二分されてしまう。
兄弟戦争と呼ばれる長きにわたる戦いが終わり、戦後復興が続くつかの間の平和を得た人々は、その時代を『暗黒時代』と呼んだ――
「だれも幸せになれない」
父王への叛逆を目論む第一王子は、己の運命を見出し、
絞首台への道を進む二人目の王女は世界に翻弄され、
友を救わんとした聖教会第三位は、その力を同胞へと向ける。
そして人類の敵「死皇帝」はそれら全てを弄ぼうと企んだ。
「これが、恋――」
それは全てを狂わせた。
なぜだか明るいダークファンタジーは、月光の下に。
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