幽刻のワイルドハント

後半

■ワイルドハント

　悪しき魂を集めて、仲間へと引き入れている亡霊の狩猟団。その目的は謎に包まれている。

●レドリー

　ある女性を殺めて逃走していた青年。生まれもった気質と容姿により、光に弱い中で生きてきた。アトラの目の前で、ワイルドハントによって亡き者にされる。

●カーター家

　古くからコーンウォールで密輸をしていた一家。人殺しを厭（いと）わず、船を座礁させて積み荷を奪ったとされる。

□妖精たち

〇ムリアン

　良くも悪くもないため、天国にも地獄にも行けない大昔の人たち。変身する能力があり、元の姿に戻るたびに背が縮んでしまう。蟻の妖精と呼ばれる。

〇ブッカ・グウィデン

　善良な白い仔山羊の妖精。くすりと笑えるような『いたずら』をする。

●ブッカ・デュー

　邪悪な黒い仔山羊の妖精。ほとほと困るような『イタズラ』をする。

〇ピスキー

　洗礼前に亡くなった子供の生まれ変わりとされている。他の地域ではピクシーとも呼ばれ、コーンウォールでは老人もいるようだ。女王の名はジョーン・ザ・ワッド。

●スプリジャン

　妖精の丘を守護する、邪悪な小人。大昔に住んでいた巨人の生まれ変わりとされており、戦うときには巨大化すると言われている。

〇ノッカー

　錫鉱山に住む、姿を見せない謎の妖精。大昔に強制労働を強いられた人々の生まれ変わりとされており、優しい人物には良い鉱脈へ導いてくれる。

●オールド・ブラッディ・ボーンズ

　大人が子供をおどすために作ったお話に登場する恐ろしい化け物。もちろんそんなものはこの世に存在するはずがない。