登場人物紹介
前半
□旅の仲間
〇アトラ(14)
白黒のペラー。矛盾した心をもち、細かいことに悩みがち。魔法に詳しいが、科学の知識がそれを打ち消してしまっている。年上の女性によくからかわれてしまう。
〇フラガリア(14)
考古学者一家のひとり娘。何事もそつなくこなすが、行動力がありすぎることも。あまり幸運には恵まれておらず、若いながら大人びている。
〇ジャド(年齢不詳)
影占い師。とある魔術結社のひとり。周囲からは、薄っぺらくていいかげんな男と思われている。
〇ダウ(26)
背の高い黒肌の青年。ぶっきらぼうだが意外と気遣いができるナイスガイ。恩人の女性を殺害した親友を恨んでいる。
〇キースリー(57)
娘を殺されているが、復讐相手はすでに死んでおり、やるせない怒りを抱える寡黙な男性。影が薄い。
□フェレン家
〇レジー(当時7)
アトラの心友。七年前にムーアで行方不明となった。黒髪で背が高く、まるで王子のような見た目をしている。妖精の子供という噂が立っていた。
〇フェレン夫人(32)
レジーの母。長い黒髪をもつ美しい女性。娘を亡くし、息子は行方不明。人知れず本人も失踪した。
□ペラーの一族
人魚から魔力を授かったコーンウォールの魔術師。古きブリテンの神々を崇める。
〇アウレア(年齢不詳)
金色のペラー。一族で最も高い魔術の才をもち、占いのみで生計を立てている。
〇スクラレア(21)
透明のペラー。アトラの姉。アルビノで、視力がだんだん低下していることを恐れている。誰にも内緒で物書きを志しているが、周囲にはバレている。弟には厳しい。
〇アウリタ(20)
若紫のペラー。アトラの
〇アズレア(7)
水色のペラー。アトラの妹。マイペースで、何もない場所に興味を示して見つめていることがある。兄にはまったく遠慮がない甘えん坊。
□取りまく人々
〇ハロルド(14)
アトラの親友。鳥に詳しいお調子者の少年。なにかに夢中になると、ほかのことは一切見えなくなる。
〇ペドン爺さん(86)
養蜂家のあるじ。錫鉱山で働いていた鉱夫の子孫。厳しい性格をしているが、妻と昔話を語り合うのが好き。
〇ペドン婆さん(84)
料理が得意な語り部。子供たちに昔話を伝えている。子供のころは妖精が見えたらしい。
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