夫の何気ない振る舞いが海辺の岩壁を削る波浪のように主人公、裕子の心を蝕んでいく。 しかしある日、裕子は一歩を踏み出す決心をした。夫は潮騒のような穏やさで裕子を包み、それに応えた。 ――子育てを終えた夫婦が再び恋をするお話し。
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