死神の世界で生と死に心で向き合う。

主人公のロミが迷い込んだのは、
現世と来世の狭間にあるような死神の世界。

とても幻想的で美しく、それでいて暗い部分も潜んでいる、
まさに不思議で霧がかった場所。

そこに住む死神や同じく迷い込んだ少年と物語が展開していくのですが、
とにかく奥深くて、考えさせられます。

良い意味でただ怖いだけの死神と全然違うんです。
あの鎌こそ持っているのですが、
死神という仕事、考え方、人の接し方に驚かされます。
死神の世界というのに、とても温かい気持ちにもなれるのです。

私が言うのも非常におこがましいのですが、
作者様の発想や世界観づくり、そして言葉選びに毎話驚きます。

読みながら、「お〜、そういうこと!」「うわ!この設定は面白い!」「あぁ〜、優しいなぁ〜。」など、何度感想が口から漏れたか分かりません。

誰かと感想を語りたくなる作品です!

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