第3幕(1)への応援コメント
昔、子どもは労働力だったのですね。泣き言ひとつ言わないのが泣けます
作者からの返信
閲覧と応援コメント、ありがとうございます!!!
ま、まあ‥‥、今と違うから悲惨かというと、それは違うと思いますよ。
今でこそ、田植えも稲刈りも機械で行う時代ですけど、昔は、それを人力で行っていて、そういう重労働をする大人を、子供たちも生活の中で間近に見ていたのです。
手伝うのが当たり前ならば、手伝うでしょう。
私は、東京の住宅地の生まれ育ちですけど、昭和30年代くらいまでは、日本の各地方地方で、農繫期の学校の休業期間というのは普通にあったのだそうです。
学校に行くのも社会参加ならば、農作業の手伝いも社会参加です。
この場面は、要するに、物語の中の子供たちも、時代の中、社会の中で生きていて、読み進んでいただく物語世界はこれこれこういう社会背景なのだと、ご理解いただければ、ありがたいかなと思います。
※ちなみに、この作品を書いたのは、昭和60年代でしたけどね!
編集済
第4幕(4)への応援コメント
炭焼きを営む親子の元に現れた雪女。
恐ろしくも悲しい雪景色からの…
ホワイトボードで算数。
雪ん子が勧める中学受験。
ゆきちゃんは長吉の進路指導の先生だった
ような気がしてなりません。
最後に【サクラサク】というのも
お見事なオチでした。
ちょうど今の時期にピッタリのお話。笑
とてもビックリしましたが
大変楽しませてもらいました!
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
読了とハートマーク、ありがとうございました。
作品紹介にも書きましたが、大学当時、私は、子供相手のボランティアサークルに所属していたのですけど、そちらは、演劇サークルではなく、小児病棟に長期入院していた子供たちの学習支援サークルだったのです。
そうして、七夕やクリスマスなど、季節ごとの子供会が看護師さんたち主催で開かれて、私たち学生ボランティアもそこに参加して寸劇を演じたりしていたのですが、ある夏に、ラフカディオ=ハーンの『雪女』の紙芝居を演ったのでした。「夏だから怪談」という至極単純な理由で。
そうしたら、紙芝居自体は図書館から借りて来た穏当なものだったのですけど、我々の熱演が功を奏したのか(?)、子供たちが、期待以上の怖がってくれまして、保護者から抗議を受けてしまったのでした。
そこで、少しマイルドに、子供向けにしてやろうと書いたのが、本作です。
と言って、実際に上演する機会の見込みも無く、無いが故に趣味に走り、舞台も物語も凝りに凝ってしまい、丁度、私がハーンにはまっていた時期でもあって、この様な形になったのでした。
楽しんで頂けましたか?
そう言って頂けると、とっても光栄です。
ちなみに、カクヨムにも載せている『【OHP芝居】ヨセフとマリアの新婚日記』も、当時、私が書いたシナリオで、こちらは、クリスマス子供会で実際に上演した作品です。
お時間余りの折にでもご笑覧頂ければ光栄です。
閲覧、ありがとうございました。
第2幕(3)への応援コメント
雪に助けられる…
ゆき(雪女?)との関係を示唆するような
意味深な展開。
この作品に相応しい素敵なエピソードですね。
「ゆき」という名の女の子。
長吉を慕う様子がいじらしい。
カラダを繋ぐことを気に掛ける前の
少年少女の未満恋愛は透き通るように
綺麗だった気がします。
(もう、遠い遠い記憶ですが)
雪女の昔話をなぞっているようなので
この後の展開がとっても不安…
作者からの返信
閲覧とご感想、ありがとうございます。
なぜか惹かれ合う男の子と女の子であります。
世の中は多様! 男の子が男の子に、女の子が女の子に惹かれたって良いではないか! ジェンダーはフリー!!
‥‥の、はずなのですが、でも、男の子は女の子に、女の子は男の子に、ほのかに惹かれるのでした。
特にはっきりとは語らないゆきの長吉への思慕をお読み取り頂けて光栄です。
ちなみにですが、演劇では、観客から見て舞台の右側を「上手(かみて)」、左側を「下手(しもて)」と言います。
第2幕では、それの記載が、一部抜けてました。失敬。
執筆40年弱の今にして気づいてしまった(汗)。
川の下流が下手です。
第1幕(2)への応援コメント
こんにちは。はじめまして。
戯曲…全くわからないまま
読み始めたのですが、
朗読劇のような感じかな…
セリフの躍動感というか
会話のナチュラルさに引き込まれます。
返信コメントも読ませてもらい…ビックリ。
雪女…私も艶っぽいイメージでした。
大人の性愛の物語…!
確かにそう思います。
私だけじゃなかったんだ…
この作品、楽しみに読ませてもらいます。
作者からの返信
いらっしゃいませ。
閲覧とご感想、ありがとうございます。
幻想と色艶漂う『慈雪観音』の作者様にお越しいただき光栄です。
私、コメントは残さなかったのですよね、失礼しました。お作品の色香に当てられたというか、圧倒されてしまいまして。
『雪女』には、大人の性愛の香りが漂いますよね、ラフカディオ・ハーンにせよ、その他の伝承にせよ。
ただし、私の作品は、子供向けの芝居のシナリオです。
怖さも色めきも、控えめですww
お手柔らかによろしくお願い致します。m(_ _)m
第1幕 登場人物への応援コメント
応援コメントに反応してしまって申し訳ないのですが……
>こういう「設定と登場人物」みたいなのを冒頭に持って来るのは、Web小説では「禁じ手」ですね。
わかっているんですけど、私も別作品でやっちゃってます。
本日、読んでくださったのは序章の次に入れてみたのですが……。
「禁じ手」とわかりつつも(;´Д`)
自分が人物名を覚えるのが苦手なので、ついつい。
登場人物紹介はどこに挟んだらいいのか、悩ましいところです。
作者からの返信
閲覧とコメントありがとうございます。
はいはい、読ませて頂いています。
序章2話に続いての人物紹介、良いのではないでしょうか?
私の場合は、「これは『シナリオ』! Web小説でないから」と開き直っていますけど、Web小説の「書き方指南」とか麗々しくやってる人たちは、「冒頭に世界設定とか人物紹介をやってる小説はダメーっ」って偉そうに言いますね(笑)。
まあ、そういう意見も判らなくもない。Web小説の読者というのは、冒頭に面白みが感じられなければ、せっかくやって来ても即座に回れ右してしまいそうです。
これが書籍だと違いますね。
ハヤカワ文庫のSFやミステリーなどだと、目次に続いて1ページ(見開き片面)使った人物紹介があるのが普通ですね。
コミックならば、2ページ(見開き両面)使いますね。
そうして、そこは、読み飛ばしても良いのですよね。後から参照しても良い。
Webだと、どうするのがベストチョイスなのでしょうね?
実は、私は、カクヨムのほかに、イラストサイトの pixiv でも作品を公開しています(https://www.pixiv.net/users/58809317)。
そして、ある作品で、「人物紹介ページを作って」とリクエストを頂いて、連載の中ほどで作った事があります。
そうして、物語を完結させてから、人物紹介ページは、最終話の後に移動させました。
更に、各話のページから飛べる様にリンクを貼りました。見たい時に見られるように。
Webのこうした機能が駆使できると、便利ですよね。
ただ、この手法は、カクヨムでは使えないのですよね~
(T^T)
第4幕(4)への応援コメント
完結お疲れ様でした。
雪女というと、恨めし気に「話したわね~」と迫りくるイメージがありますが、おゆきちゃんは恨む様子でもなく、長吉のことを想って消えていくのが逆に切ない感がありますね。
長吉は結局気づいたのでしょうか。
最後の言葉を見ると薄々分かったのかなとも取れますが……
作者からの返信
一気読みとご感想、ありがとうございます。
作品紹介に書いた様に、本作は、ラフカディオ・ハーンの『雪女』をベースにしています。
ハーンの『雪女』といえば、短編集『怪談』の収録作です。でも、『雪女』が同編の他の話とも、さらにベースになった日本の民話とも違うのが、雪女の情念。ハーンの雪女は、決して、主人公を監視するためにやって来たのでなく、主人公に恋慕してやって来るんです。
だから、主人公が禁を破って話してしまうと、怒りではなく悲しみを示して去って行く。
拙作は、子供向けにアレンジした戯曲ですが、ハーンの『雪女』のそんな魅力を伝えられたらと思って構成しました。
長吉は最後に‥‥?
それは、観客が好きに想像して良いのかなと思っています。
閲覧、ありがとうございました。
第1幕 登場人物への応援コメント
こういう第一幕のアプローチは面白いですね! 戯曲の始まりですか。設定も大見出しとページタイトルでしょうか。
僕も現在書いている作品の冒頭に創作ノートの章を設けました。登場人物と作品舞台の説明書きを書いてあります。執筆上の便宜的に仮置きで、投稿の際には削除しようかと思っていました。けれど、もう一度再考してみます。
作品の続きもゆっくりですが、是非とも拝読させていただきます。よろしくお願いします。
作者からの返信
拙作へお越しいただき、ありがとうございます。
こういう「設定と登場人物」みたいなのを冒頭に持って来るのは、Web小説では「禁じ手」ですね。
Web小説の読者はせっかちですから、第一話で一山盛り上がって転結しないと、せっかく来てくれた読者も、すぐに「回れ右」してしまいます。
あえて、「小説でないモン! 戯曲だモン!」というところで、こういう禁じ手を使っています。
40年近く前の学生時代に、小さな児童サークルで活動していたので、こうした戯曲をいくつか書いていて、その一つを、多少の手を加えつつ掲載してみました。
せっかくのご来訪ですので、回れ右しないで、お楽しみ頂けたならば光栄です。
編集済
第4幕(4)への応援コメント
完結、おめでとうございます!
長吉は中学に通うんだね。
桜吹雪が雪のよう。
おゆきちゃんは、どこにいったんだろう。
もういないのかな。
なんだかさみしいです。
作者からの返信
最後までの閲覧と応援コメント、ありがとうございます。
おゆきは、どうなってしまったのでしょうね。
この物語は、日本の民話によくある「異類親婚譚」です。
人間と、動物や神霊など異界の者が、親子や夫婦の関係を結ぶ物語、「異類親婚譚」は、日本の民話にいっぱいあるでしょう?
桃太郎、かぐや姫、浦島太郎、鶴女房などなど。
そうした場合の多くで、異界の者は、人間に富や幸をもたらします。
昔は、結婚や子供の誕生は端的に「家の繁栄」でしたので、家族が増えるというのは、それだけで祝福だったのです。
そして、彼らが人間にその様な祝福を与えるのは、恩返しや、その他の理由からであったのですが、同時に、人間と異界の者との間には、破ってはいけない約束、「タブー」が存在します。
「異類親婚譚」は、大抵は、人間が、欲やうっかりからそのタブーを破ってしまい、別離を迎えます。
私の戯曲のベースであるラフカディオ・ハーンの『雪女』も、日本の古い「雪女伝説」を題材にして生まれています。
でも、ハーンの『雪女』は、そこに、大人の男女の性愛 - ラブロマンスの要素を取り込むことで、民話を、近代的な「小説」にまで昇華させたのだと思っています。
おゆきは、長吉の心の中に、面影を残して行ったのです。
長吉は、きっと、いつかどこかで、おゆきに良く似た少女と出会って、結ばれるのですよ。
今回も、沢山の感想を頂き、ありがとうございました。
第4幕(4)への応援コメント
この雷雨の表現は音響だけなのかな~。川に落ちる場面はよくある、水色のテープを何本か波のように動かすやつかな~。雪は紙吹雪?
炎はどうやって舞台の上で再現したのでしょう。
子どもの頃にこういう劇を観るといつまでも胸の中に残るのですよね。
炎を跳び越えながら消えていく雪ん子。素敵なお話でした。
作者からの返信
一気読みとお星さまとコメント、ありがとうございます。
どこかに書いたか、どなたかへのコメント返しだったかも知れませんが、この戯曲、書いたは良いけど、結局、上演する機会はなかったのです。
私の所属していたサークルでの子供会でやるには、ちょっと凝り過ぎた、というかww
それで、実際に舞台でやるにはどんな形になるかは、色々と妄想する訳ですが。
・川に落ちるシーン: テープよりか、もっと幅の広い布を複数枚重ねた感じ
・雷: 音響と照明
・雪: 照明。名主の氷蔵では書割りなど
・炎: 布と照明
という感じでしょうか。
演じる形態も色々考えて、
・普通の上演劇
・人形劇
・紙芝居
などの他に、
・PCで鑑賞するマルチメディア
なんてのも考えたりしました。
「素敵」と言って頂けて光栄です。
ありがとうございました。
第3幕(6)への応援コメント
えっ、名主の氷って、いつも溶けさせてしまうの。
なら使えばいいじゃない。
強欲なんだなあ。
今回でこりてくれればいいけど。
作者からの返信
電気冷蔵庫がありませんでしたからねえ。
真夏を過ぎたら需要は少ないし、冬になればまた凍るし。
古い氷を取っておいても仕方がないでしょう。w
さらに時代をさかのぼると、江戸時代には、富士山麓の天然氷が、将軍様への献上品として、真夏に江戸までエッチラオッチラ運ばれたそうです。
江戸城の奥御殿で、将軍の近習や大奥の女中などが、フラッペにして食べたのだとか。
風俗画にも見られるから、時代が下るにつれて、庶民の間にも流通する様になるのかも?
高価な贅沢品だった事でしょうね。
名主様も、目のつけ所は良いのです。
閲覧と応援コメント、ありがとうございます。
編集済
第1幕(1)への応援コメント
ええええ、いきなり、父っちゃの長兵衛さん、こごえ死にですかっ。
雪ん子は雪女になるため、十二の歳までに百人の人間をこごえ死にさせなくてはいけない……きつい掟ですねー。
作者からの返信
閲覧と応援コメント、ありがとうございます。
いきなり、なのです(苦笑)。
作品紹介に書いた様に、この作品は、ラフカディオ・ハーンの『雪女』の焼き直し、つまりは二次創作なのですけど、結局は上演する機会はなかったんです。
対象は子供としているので、どこまで「怪談」味を残すかマイルドにするか、実際に演るならば、さじ加減が問われそうですよね?
ましてや、今や令和! 昭和の感覚ではイカンのでしょうね(汗)。
ちなみに、この戯曲を書いた頃、NHKで、ハーンの伝記ドラマ『日本の面影』を放送していて、その中で、ハーンの妻・せつ(演檀ふみ)が『雪女』の話をハーン(演ジョージ・チャキリス)に語り聞かせるシーンがあるのですけど、ハーンの怖がる様子が、とてもチャーミングなのです。
第4幕(4)への応援コメント
ゆきは約束を破った長吉の未来を導こうとしましたね。そして炎のなかに消えていきました……悲劇的ですが、それがすべてではなかったと信じます
作者からの返信
読了、ありがとうございます。
今回も沢山のハートマークや応援コメント、ありがとうございました。
さて、前にも書いたと思いますけど、本作は、学生時代に書いた子供向けの演劇のシナリオで、ラフカディオ・ハーンの『雪女』をベースにしています。
そうして、ハーンの『雪女』も、日本の民話をベースにした作品です。
ハーンの小説も、民話の『雪女』も、「怪談」に分類される物語です。
ただし、『雪女』は、「怪談」であると共に、日本の民話によくある「異類親婚譚」にも分類できる物語です。
「異類親婚譚」というのは、例えば『鶴の恩返し』、『桃太郎』、『一寸法師』の様な、人間と自然界の "精" の様な存在が、親子や夫婦など、何かしらの契りを結んで家族になる物語です。
昔は、今と違って「人力」が重要な生産手段でありましたから、家族が増えるというのは、それだけで喜ばしい事だったのです。
今とは違いますね! 今なら、家族などいなくても、電子レンジと全自動洗濯機があれば、人間は一人で生きていけます(笑)
ただし、「異類親婚譚」には、大抵、犯してはならない「禁忌」が設定されていて、人間が、欲にかられたり、うっかりしたりしてその禁忌を破る事で物語が終焉するのが、定番です。
ですけど、ハーンの『雪女』では、そうした日本の伝統的な「異類親婚譚」に、「大人の性愛」の要素を加味する事で、民話を、近代的なロマンス小説に昇華していたと、私は解釈しています。
ハーンの雪女は、決して、自分の姿を見た主人公を監視するために現れるのではなく、主人公を愛してしまったが故に主人公の前に現れるのです。
拙作も、子供向けの物語にしつつも、ハーンが民話に加味した「愛の物語」の味わいは残したつもりなのですけれども、いかがだったでしょうか?
本作は、少年の、初恋の物語です。
終局はどうあれ、ゆきの面影は、長吉の心に深く刻まれた、そういう結末にしたつもり。
読者がそれを感じて頂けたならば、作者としては光栄です。
ありがとうございました。