滅びゆく世界と創世の神々

ただ一つの大陸のみが残された、異世界ミストルティア。
偉大なる神々によって創生された、この〝植民世界〟は、今や消滅の危機に瀕していた。

その原因の一端となったのが、ラグナス魔王国によるフレスト聖王国への侵攻だ。
そして敢えなく聖王は討たれ、聖なる玉座は魔王の手に陥ちた。

この危機に際し、聖王国の天才神官長である〝バルド・ダンディ〟は時を操る力を秘める、〝時の宝珠〟を発動させる。
これこそが聖王国と世界を救う、たったひとつの希望。

この瞬間――。
植民世界ミストルティアの命運は、彼の選択に委ねられたのだった。



※この作品は拙作〝真世界シリーズ〟の設定に基づいた物語に、以下の〝お題企画〟の要素を加え、企画参加のために書き下ろした作品となっております。


お題（以下引用）：

③この…続きを読む