なんのために小説を書くのですか?
お久しぶりです。ただのぎです。カクヨムコンまでに戻るとか言っておきながら、気が付いたら年が明けていました。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします(遅い)
さて、カクヨムコンに向けて新作を公開し始めた方に、いつも通りに更新を続ける方に、一話でも物語を創った創作者様方に質問です。
あなたはなんのために小説を書くのですか?
ありきたりな話ですけど、私の場合は現実逃避の手段でした。書き始めたのは小学生からだったのでその時は何から逃げたかったのかは覚えていませんが、中学・高校くらいから、明確に「こんな世界があったらいいのにな」と思って書いていたと思います。
例えば。
自分の恵まれているとはわかっているけど、刺激の無い日常が退屈で仕方なかった。そう思ったらお姫様が城から脱走して、治安最悪な街で犯罪者のおにーさんたちと出会う話が生まれました。(ちゃっかり宣伝→
https://kakuyomu.jp/works/16817330654978304260)
受験勉強が嫌で嫌で仕方が無くて、初めから合格/不合格が決まっていれば、運命だと割り切れるのにね。
とぼやいていたら、運命に支配された世界で運命にあらがおうとする子たちのBL(ブロマンスより)が生まれました。(またまた宣伝→https://kakuyomu.jp/works/16817330656570604207)
でも、大学生になってからうまく書けなくなりました。正確には書けるけどそれは過去の自分が生み出したプロットに沿って記述しているだけだったり、あるいは誰かの創作物をお借りして二次創作をしているだけだったりして、はっきりと伝えたいメッセージをもったオリジナルは産まれなくなりました。
なぜか? 理由は至極単純。
現実が満たされているから。
レポートだるい、テストめんどい、バイト先のパワハラ店長がうざい、授業眠すぎてか意味わからん。きっしょい大学生なら誰もが思うような些細な不満はあれども、逃げたくなるようなことは何一つありません。勉強はめんどいけど先輩から過去問もらえば楽して単位取れるし、興味あることだけ本気で取り組めばいい。バイトだって何ヶ月もやってれば力の抜きところもわかる。何事も順応して効率よくこなしていけばむしろ高校より快適。幸い友達にも恵まれたのでお金と時間さえあれば楽しい思い出だって作れます。これ以上何を望むのだろう。
世界が私に優しくなった分、私を守っていた小説という殼はもう必要ないんじゃない?
でも、心にどこか穴が空いたような気分。まるでドーナツの穴みたいに。
けれどもドーナツは穴が空いていてもそれを誰も気にしないし、一つの美味しい食べ物として完結している。だから400万で買ったモラトリアムを浪費するこの怠惰な生活が悪いと言うのはちょっと間違っている......気がする。
話がそれてきました。久しぶりに書くから下手くそになっています。文字数も頃合いだしそろそろまとめますね。
小説を書くと言う目的が無くなった今、創作界から足を洗っても良い時期なのは確かです。だってほら、連載続けるの大変じゃん? PVとか星の数とか見たくないものを見せられて、勝手に他人と比べてしまうのとか疲れるじゃん? 他の方の作品読む時間とか正直ないし......。娯楽に溢れかえってるこの時代に、わざわざ小説という前時代的で大変なことに手を出すとかコスパもタイパも悪いじゃん。
だけど、それでも私は書くのを辞めないと思います。それはあなたも同じ、だったら嬉しい。
書きたいメッセージなんかない。伝えたい思いもない。Chu!リア充でごめん。人生舐め腐ってごめん。でも、満たされてる今だからこそ書ける話もあると思います。現実の嫌なこととか、辛いとこととか、全部忘れられるくらい底抜けに明るい話とかさ。そして私の書いた話で少しでもこっち側に来てくれたら、それは作者冥利に尽きるよね。
最後にもう一度問います。
あなたはなぜ小説を書くのですか? 生まれた話のその先に何を望みますか?
追記:実はテスト1日前なので、絶賛修羅場でございます。いただいたコメントの返信は遅くなりますので悪しからず。語学、恨むぞ。
10万字で世界を救えますか? 唯野木めい @Mei_tadanogi
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