こんにちは。ただのぎです。ここ数日間謎の風邪に苛まれておりまして、熱が39度に上がるわ咳が止まらないわ、ひたすらお布団の中でぬくぬくしておりました。気温の変化がジェットコースター並みの今日この頃です。どうか皆様もお気をつけて……。
それはさておき。
今日はずっと話しておきたかったことを一つ。
私がカクヨムを留守にして10か月の間、何をしていたのか。結論から言いますと、小説を書くバイトをしておりました。
え? 小説を書くバイト? ゴーストライター的な? と思ったそこのあなた。3割くらいは正解です。
といのも、世の中には(特にイラストレーターさんに多いのですが)「かわいいうちの子が爆誕した! 設定はこうで関係性はこれ。でもせっかくだから物語をつけてあげたい。動くうちの子をみてみたい!」という方がそれなりにいるらしいんですよ。ただのぎも一応絵描きなので、ちょっと気持ちがわかります。
で、そんな創作者相手に「設定と口調と読みたい話のテイスト教えてくれたらなんでも書きまっせ」と売り込んで仕事を貰いに行くのが、ここ数か月間私がしていた仕事です。
ちなみに1文字1円で売っているので、大体1話7000円くらいですかね。ちなみにサイトの関係上手数料に売り上げの22%を持っていかれるので思ったより儲かりません。売れっ子作家さんは話がまた別なのでしょうけど。(本当に22%はふざけている)
様々なご依頼を通して、色々な物を得たと思います。例えば経験。私は普段髪の長いイケメンが出てくる話しか書かないのですが、百合を書いたり高校生の群像劇を書いたりごりっごりアダルトな話を書いたり。自分が未開拓のジャンルに触れることが出来ましたし、意外と書こうと思えばそれっぽい物が書けるんだなあと実感しました。
あと、自我を殺して書く楽さですね。これが大きいと思います。
正直自分の創作には限界を感じていると言うか、どこかで聞いたことがある設定、見たことある展開、取れない整合性。それらを無理矢理つぎはぎして物を書くことに何の意味があるのだろう? 私の上位互換がどこかにいるんだから、私が物を書く必要はなくない? と思ってしまいまして。ただ、書くことは出来ますし、ちょっとしたお小遣いももらえるので、余計なことを考えずにお客様の指示通りに黙々と書けるあのバイトはしていて苦にならなかったです。多分、天職なんだろうなあ。
とまあ、特にオチも無い話ですが、こんなちょっと変わったバイトがあったんだよーてことを報告させていただきました。
ついでにね、小説を読んで感想を書くバイトもしているのでそちらで得た気づきも創作論として一つあげようかな、と思っています。話のタネは面白いのにpv数が伸びないとお悩みの方必見。多分それ、あなたの才能がないんじゃなくて技術を知らないだけですよ。