なろう系が流行るのはなぜか?

※なろう系と銘打っていますが、実際はテンプレ系全般の話です。以下、便宜上なろう系とまとめさせていただきます。

私はなろう系が地雷ですが、なろう系を否定しているわけではありません。また、なろう系は転スラ、盾勇、はめふらあたりで時が止まっています。また、所々めちゃくちゃ失礼なこと言ってると思います、すみません。

なお、これはなろう系が流行る理由です。的外れ、n番煎じの内容かもしれません。


以上のことを念頭に置いた上でご覧ください。ブラウザバックするなら今!






ワンクッション















本編


先日、自分が立ち上げた自主企画と、読み合い系の自主企画で、非なろう系のファンタジー小説(西洋風多め)50冊くらい、最低3話、最大最新話まで読んできました。


どれも非なろう系を掲げていましたが、看板に偽りはなく、どれも作りこまれた、オリジナリティあふれる物語たちでした。


ですが、一言だけ言わせてください。


読んでると、すごく疲れる! 濃厚な世界に胃もたれ起こす! 最終的に魔法とか魔法に相当する能力や世界の仕組みが違うだけで、根本的なところは同じじゃない? という結論に至る!


……あ、別に拝読させてもらった物語たちが悪いとは言っていません。めちゃくちゃ失礼なことを言っている自覚もあります。


ただ、どんなにラーメンが好きだからと言って、1日3杯、2週間くらいずーっとラーメンを食べ続けていたら、それが豚骨ラーメンであれ、醤油ラーメンであれ、ラーメンと言う存在に飽きてくるし、結局どれも同じ「ラーメン」じゃね? と思う。そういうことを言いたいんです。(これはラーメン好きに失礼でしょうか?)


つまるところ、一気に読んだのが間違いであったのです。とても勿体ないことをしてしまいました。


ですが、それと同時に一つ思いました。


なろう系の良さは、そういう胃もたれを起こさない手軽さなのかな、と。麺類で例えるならわんこそばですかね? 飲み込むスピード速いし、サクサク食べられるし。結果として沢山話を読める気がします。


そもそも、なろう系はある程度読者の「共通認識」で成り立ってると思います。死んで異世界に飛ばされて、それが当たりだろうが外れだろうがみんなとは違うスキルを持っていて、パーティー追放系ならすっごい嫌な奴に理不尽な理由を突き付けられて、悪役令嬢ものなら偉い人に婚約破棄されて。まるで工場で缶詰を作る流れ作業。プラス冒険者ギルドって単語が出てきても、木製の机が沢山あって、受付にはお姉さんがいて、掲示板に依頼が貼って合って……って、なんとなく思い浮かべられちゃうでしょう? 


でも、お決まりの展開だから、あーはいはいってさっと目を通せるし、いちいち固有名詞とその効果を大量に覚えなくても致命傷にはならない。序盤は先の展開が読める安心感もある。テンプレから外れたら、それはそれで面白いのでしょう。知らんけど。


つまるところ、なろう系は読者が読むのが「楽」なのだと思います。だから、ネット小説という、お金を払わなくていいお気軽な舞台で流行るのではないでしょうか。


ですが、これはあくまで私の意見ですし、なろう系と非なろう系の間に優劣はないはずです。好きな人が、飽きない程度に好きなだけ美味しく頂けば良いのではないでしょうか?


最後にいつものように問いを一つ。

なろう系好きな方に質問です。なぜなろう系が好きなのですか?


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