皇帝と悪魔の対話 その2
なかなかややこしい話だが、具体的にはどうすればよいのか、ですか。
そうですな……陛下の御用は城や港の建設ですな。
城や港をひとつ建設する、ということを考えますと、まず、技術者が必要です。
設計、施工、現場監督、資材調達の責任者や資金繰り担当者等。これらは賦役で集められない人材です。
賦役で集められるのは、毎年人員が交代しても問題がすくない単純労働者に限ると考えねばなりません。
ですから陛下はまず、
①建築計画を立てられる人材を集め
②農業生産等に差し障りのすくない徴募の仕組みを作り
③実際に徴募し、労働に従事させる。
一度集めてしまったら、仮に資材が届いていなくて遊ばせてしまうことになっても、食べさせないといけません。できる限り無駄のない事業計画と実行能力が必要でしょうな。
そのためには……官僚制度の拡充が必要なのはご理解いただけるでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます