作者さま、わたし好きなんです。
冒頭からごめんなさい。
つよいんだもの。
腕力じゃない、言葉の荒さとかでもない。
いきる、つよさ。
ばんと立って、生きて、生きて、生きる。
そのつよさ。
なに言ってんだ、ってなりますよね。
わたしもなにいってんだろってなってます。
主人公は、仮面の騎士。
女性です。
めちゃくちゃにつよいのです。
それで、嫁、ゆきます。
ちょっとおたく風味ただようテイマー旦那のもとに。
はちゃめちゃのどたばた劇になりそうなプロットで。
作者さまは、彼女の心映えの美しさを示しながら、しっかり物語をみせてくださいます。その物語は、剣も、恋も、森も空も内包して、ぜんぜん想像もしなかった空気を感じさせてくださいます。
だから、わたしは、好きなんです。
作者さま。
なに言ってんだ、ってなりますよね。
いいべや。好きなんだ。黙ってれ。
あなたは、わたしが護る。
そんなことばを聞くことのできる嫁入り譚、どこにありますか。
おすすめします。
さ、ごいっしょに、次の冒険に出る準備。
ちゃちゃっと、進めましょう。
エルフィと、リオンとともに。
主人公・エルフィは女であることを隠して冒険者登録をしていた。仮面の騎士と呼ばれるほどの凄腕な彼女のもとに、ある日メイナー家からの縁談が持ちかけられる。そのお相手はテイマーのリオン。
ダンジョンで竜の魔石を手に入れたかったリオンは冒険者を雇うのだが(結婚前)、それがまさかのエルフィであったのだ。
めちゃくちゃ面白いです!恋愛経験の少ないエルフィとリオンの初々しい感じが楽しくて、顔がにやけます。素直な二人が嫉妬している様子や照れている姿がとても可愛らしい。
コミカルな掛け合いも魅力的で、新婚旅行先が魔物の住む森だったりと、ツッコまずにはいられません(笑)
結婚しても変わらず、大切な人を守るために強くなろうと努力する嫁・エルフィがかっこいいです。相性ピッタリな夫婦の活躍をぜひのぞいてみてくださいっ!
主人公エルフィは、仮面の騎士。
貴族でありながら身分を隠し、男装して、日々ダンジョンへと潜っていたが、ある時嫁ぎ先が決まってしまう。
貴族で、しかも女……結婚すれば二度と冒険者として活躍する事もないだろうと最後に受けたクエストでまさかの出会いが……
二人の出会いからして、運命というか、すれ違いとも言える出会い。
ある意味で息ぴったり。
しかしそれも、だんだんと時間を共にすると、互いに互いを認めて夫婦になる様は、何とも和むものである。
一番の見どころは、やはり主人公エルフィのイケメンっぷり。
こんなイケメンな嫁、かつていただろうか?
そう思ってしまう程に、主人公エルフィのイケメン具合が半端ない。
命を賭けて……って、それ確かに主人公のセリフだけど!?
あれ、どっちが嫁だっけなんて思ってしまうほどの展開に、惚れ惚れします。
オススメです。
かっこいい戦闘シーン!
でも、その中で告白し合ったりしているところが好きです。
わたしは、強くてかっこいい女の子が好き!
まさにそれ!
でもって、なんだかちょっとかわいかったりするのです。
そしてちょっと肩の力を抜いて読める。なぜか癒される。
(戦っているのに)
もふもふが出てきてからレビュー書こうかなあって思っていたけど、
「リオン様のことは私が守りますから!」
「いや、それもなんか違、」
のやりとりがあまりにも気に入ってしまって、
ちょっと! これおもしろいから読んで!!
という気持ちでレビューを書くわたしなのでした。
僕はこの物語を読んで導入部から胸を躍らせた。
それは何故かと言うと、とても正統派なファンタジーの始まりだったからだ。僕はわりとトリッキーな書き方をするので、こういう正統派に少し憧れがある。文体は難解でもなく、さりとて退屈でもない。それはとても僕に心地よく響く始まりだ。
「ああ、どんな物語が始まるのだろう(わくわく)( ;∀;)」
僕はうっとりと期待を大きく膨らませ、物語の中に埋没していった。
そして第3話を読み終えた時の僕の感想です。
「あっ、にわ冬莉先生にやられた!」
そうです、これはとても素敵な物語になるのだと強く想いました。
僕は人と人がわかり合える事っていうのは、趣味だとか、個性だとか、価値観だとか、そんなわかりやすく単純なモノでないと思います。
嫁入り後のセカンドライフという「お題」で、主人公達がどんな邂逅を見せてくれるのか、とても楽しみです。
そして、天才にわ冬莉先生が何を提示してくれるのか。僕は期待に胸を膨らませております。
お勧め致します。
皆様、これから語られてゆくこの物語で、是非素敵な「何か」を感じるひと時をお過ごし下さいませ。
宜しくお願い致します。