楽ちい楽ちい、次へ次へ読み進めたくなる作品

読んでみると煩悩が面白いでごわす。
キャッチコピーであったように主人公は伯爵に華麗なる転生を果たす。
そして好き放題する。その好き放題は日本人レベルの傲慢さで、圧倒的に悪という訳ではございません。それでも主人公は好き放題できて楽しそう。煩悩力を見せつけてくる訳である。
そしてシナリオが語られる。読者はシナリオを裏切る事を知っているから物語を予想してしまう。先を予想させることが読書欲に繋がる。それに答えあわせもしたくなって、次へ次へと話数を読んでしまうのだ。
読者誘導の達人である。先へ先へ読み続けているとシナリオやっぱり裏切ってくれるバンザーイ、主人公は好き放題しているバンザーイ。
楽ちい、楽ちい、と次々と読んでしまう作品である。
読者に物語を予想させ、読者誘導をさせる。
そして脳みそが楽ちくなってしまう煩悩力。
楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。

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