理想と現実の間で揺れる超絶お嬢様達が自分らしい理想を見つける物語

 超絶お嬢様学校の『聖ヒルデガルト学園』では、新入生と一つ学年が上の生徒が『姉』『妹』となって相部屋で生活する一年があります。
 その絆は海よりも深く大切にされていました。

 二年生になって『姉』となった藍奈は、自分の『妹』となった叶愛との生活を楽しみにしていましたが、思い描いたような反応とは程遠く。お嬢様学校に似つかわしく無いと藍奈が思ってしまう、野球部を作りたいとまで言い始めました。
 理想とは違う展開にがっかりして思い悩む藍奈。
 一方で叶愛の方も、自分が藍奈の妹として相応しくないのではと悩みます。

 そんな二人も、周囲の仲間達との交流を通して、力強く成長していきます。

 思春期は、理想と現実の間で揺れ動く時期。自分の悩みに真正面から向き合って、本当の自分の理想を見つけ出していく二人が眩しく応援したくなる作品です。
 お勧めです!
 

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