人助け、じゃない。仲間助け、だ。

助けたいのは、過去の友人。
ただ、それはある意味、過去の自分を救うことでもあり。
迷彩服と、サングラス。普通の人なら積極的にはかかわり合いたくない。そんな男。
男が頼りにするのはイケメンタキシードマジシャン。彼は、相棒か、相方か。

……助けがいるなら、仕方ない。
助っ人は、二人。
弾けるツッコミ、優等生。眼鏡という名前の仮面を外せば目つきの悪い、短気な男。
もう一人は、あらゆる車輪に弱く、自転車に併走する脅威の脚力、大きな体躯の扇つかい。

四人の、仲間。そう言えば、否定されるかな?
それでも、頼まれたなら、助けましょうと。
そんな四人の、人助け。
いえ、仲間から頼まれたから、仲間助けです。

ぜひ、ご一読を。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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