日陰の雪みたいな思いを抱いて生きている

自分の思いをふせて生きてきたふゆは、静の絵をみて、自分らしく生きる決意をした作品。
同性愛者の恋愛ものかしらん。
全体的にふわっとした感じがある。
登場人物には中性的な名前がつけられ、主語のない文章で書かれている。
どんな人物かといった描写も削っているため、性別がわからない。

静かに雪が降りしきる中でもふんわりとして暖かいような幻想的な作品に思えた。
自分の本当の気持ちをかくして生きてきたふゆは、自分らしく生きようとして駆けだしたのだ。
二人に春が訪れたのかしらん。

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