この小説を読んで、ふと高校時代の美術部での卒業制作を思い出しました。私もあの頃は、青が好きだったのかもしれません。100号のキャンバスにウィリアム・ターナーの激しい海を模写し、何日も徹夜して朝を迎えた日々が懐かしくよみがえりました。あの絵を描きたい!という、抑えきれないほどの衝動は一体何だったのだろう。今になって、そんなことを思い返しています。
青が好きで、青にこだわっていた主人公の女性。 上手くいっていたと思っていた恋人から、突然、別れの言葉。 悲しんで、悲しみにも慣れた時、新しいものが描ける予感がした。 切ないが、新しい人生を進んでいく力強い短編小説です。
抽象的な青色が、それぞれの色になって浮かび上がります。作中でテーマを託された青色。あなたの青色は、どの景色に繋がっていますか?
別れはいつだって唐突で、相手を思えば思うほどに辛いものだ。それでも、いつか越えなければならない時が来る。青い世界は静かに凪いで、きっと美しかったのだろう。けれど、そこに新しい色が足された時、世界はさらに色付き、その広さを無限のものへと変えてゆく。そんな素敵な青のお話。皆様も、是非!
付き合うまではすごく長い時間だけど付き合ってからスキップしたかのように時間は過ぎていってやがて別れる。この切なさが何百年も描かれてきた恋というストーリーなのかなと個人的に思いました。短編で選び抜かれた言葉にグッと引き込まれ、すごく面白かったです!!
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